「うつくしい人」西加奈子著 評

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主人公の姉が「うつくしい人」なのかな、最後まで「姉」自体は出てこなかった。

 

この小説のさす「うつくしい」が容姿の事なのか、心の事なのかは、まぁ「どっちも」という事みたいだけれど、「それゆえに生きにくい」という話みたいだ(たぶん)

 

西加奈子さんの小説は、まだ二冊しか読んでいなくって、もう一冊の「きりこについて」も「ひきこもりの女性」が登場したから「二冊で判断するのは早計」

 

 

としても、「ひきこもりの人達」に関心がある、作家さんなのかも、しれない。

 

 

何せ、二冊しか読んでいないから、比較対象が「きりこについて」になってしまうが、あの作品は、途中暗い描写はあれど、基本的にユーモアに貫かれていたのに、比べると、やや、この作品は、生きる大変さに焦点を当てている印象。

 

主な登場人物の姉妹(といっても姉は事実上、登場せず)

 

どっちも、別のタイプの生きづらさを抱えているように見える。

 

 

現代女性の、生づらさの、2パターンを提示している、というか。

 

 

しかし、二冊読んで違う印象だが、達者な作家なのは、間違いない。